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Microsoft、Windows 7 SP1/Windows 8.1にも新しい「Edge」を自動配信

既定のWebブラウザーはそのまま。IEも引き続き利用可能

Microsoft、「Windows 7 SP1」および「Windows 8.1」向けの更新プログラム「KB4567409」を公開

 米Microsoftは6月17日(現地時間)、「Windows 7 SP1」および「Windows 8.1」向けの更新プログラム「KB4567409」を公開した。“Windows Update”を通じて自動でダウンロード・インストールされ、適用が完了すると「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」がシステムにインストールされる。

 新しい「Edge」はレンダリングエンジンが「Google Chrome」などと共通化されており、互換性の向上が期待できる。また、「Edge」専用の拡張機能に加え、ラインナップの豊富な「Chrome」向けの拡張機能をほぼそのまま利用できるのもメリットといえるだろう。設定のインポートや“Microsoft アカウント”による同期もサポートされており、移行は比較的容易だ。

 今回リリースされた「KB4567409」は「Internet Explorer」(IE)を置き換えたり、既定のWebブラウザーを変更するものではない。単に新しい「Edge」を追加インストールするものだ。タスクバーに「Edge」がピン留めされたり、デスクトップに「Edge」のショートカットが追加されることはあるものの、すでに「Chrome」や「Firefox」を常用している場合はそのまま利用を継続できる。IEへアクセスできなくなることもない。

 なお、「Windows 7 SP1」はすでに一般向けのサポートが終了している。“拡張セキュリティ更新(ESU)プログラム”(有償)に加入している企業を除き、「Edge」の利用は推奨されていないので注意したい。新しい「Edge」のWindows 7/Server 2008 R2対応は2021年7月15日まで