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Workstation/FusionなどVMware製品に致命的な脆弱性、VMからハイパーバイザーのコードを実行可能
「Workstation 15.5.5」「Fusion 11.5.5」へのアップデートを
2020年6月25日 13:01
米VMwareは6月23日(現地時間)、セキュリティアドバイザリ“VMSA-2020-0015”を公開した。同社の仮想化製品「VMware ESXi」、「VMware Workstation」、「VMware Fusion」、「VMware Cloud Foundation」に複数の脆弱性が存在するという。
同社のアドバイザリによると、今回発表された脆弱性はCVE番号ベースで10件。なかでもSVGAデバイスにおけるメモリの解放後利用(use-after-free)の欠陥(CVE-2020-3962)は重大で、3Dグラフィックスを有効化した仮想マシンからハイパーバイザー上のコードを実行できてしまう可能性がある。深刻度の評価は、CVSSv3”の基本値で“9.3”。
同社は重大度を同社の基準で4段階中最高の“Critical”とし、修正版の「VMware Workstation 15.5.5」や「VMware Fusion 11.5.5」へのアップデートを呼び掛けている。
「VMware Workstation」は、1台のPC上で複数のOSを仮想マシン(VM)として実行できるツール。対応OSはWindows/Linuxで、動作には64bit版のCPUとOSが必要。“Player”と“Pro”がラインナップされており、“Player”は個人利用および非商用に限り無償で利用できる。“Player”の商用ライセンスは18,645円(税込み)、“Pro”のライセンスは31,075円(税込み)。最新版はv15.5.5で、「Hyper-V」との共存がサポートされた。
ソフトウェア情報
- 「VMware Workstation Player」
- 【著作権者】
- VMware, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 15.5.5(20/05/28)