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“ブレイクモード”でブラウザーを一時停止して休憩しよう ~「Vivaldi 3.3」が正式公開

プライベートウィンドウのテーマやアドレスバーもアップデート

「Vivaldi」v3.3.2022.36

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは9月7日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v3.3を正式公開した。「Vivaldi 3.3」の目玉は、いつでもWebブラウザーを一時停止できる新機能“ブレイクモード(Break Mode)”だ。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響で、在宅勤務を強いられている人は少なくない。なかにはうまく仕事とプライベートの切り替えができず、だらだらとインターネットを続けてしまう人もいるのではないだろうか。

 「Vivaldi 3.3」の“ブレイクモード”は、そうしたユーザーのために開発された機能だ。ステータスバーに設けられた[休憩する]ボタンを押すと、HTML5のオーディオやビデオはミュートされ停止し、開いているページやパネルの中身は非表示となり、タブのサムネイルも真っ白になる。コンテンツがシャットアウトされるので、インターネットから距離を置き、休憩をとるきっかけにすることができる。作業を再開したい場合は、同じくステータスバーにある三角形の再生ボタンを押せばよい。

インターネットから距離を置き、休憩をとるきっかけにする“ブレイクモード”

 ボタンを押すのがおっくうな場合は[Ctrl]+[.]キーで“ブレイクモード”をON/OFFすることもできるので、書斎に家族が入ってきたとき、見られたくないWebコンテンツを隠すのにも使えるかもしれない。

 そのほかにも、プライベートウィンドウのデフォルトテーマが追加された。好みでカスタムテーマを設定することが可能。

プライベートウィンドウのデフォルトテーマが追加

 また、不審なドメインに気付けるようにアドレスバーではドメインが強調表示されるようになった。[Ctrl]キーを押しながらマウスカーソルをアドレスバーのURLへ移動させると、カーソル位置のディレクトリがリンク表示になり、クリックすることで任意の上位ディレクトリにアクセスできるようになったのも便利だ。

アドレスバーにも気の利いた改善

 デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.3.2022.39(20/09/07)