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「Windows 10 バージョン1903/1909」に新たな問題、更新中に予期せぬ互換性警告が表示される

“ダイナミック アップデート”のHTTPアクセスがブロックされるのが原因

“Windows 10 release information”のアナウンス

 米Microsoftは9月18日(現地時間)、「Windows 10 バージョン1903/1909」に新たな問題が発生していることを明らかにした。OSを新しいバージョンへアップグレードする際に“次の作業が必要です(What needs your attention)”という互換性レポートのダイアログが予期せず現れ、インストールを継続するとOSのオプション機能が一部削除されるとの警告が表示されることがあるという。

 この問題は2020年8月の更新(KB4565351)でレポートされており、“LOCAL SYSTEM”アカウントがファイアウォールでブロックされHTTP経由でインターネットにアクセスできない場合に発生するとのこと。Windows 10セットアップの“ダイナミック アップデート”(DU)と呼ばれる仕組みで必要なパッケージをダウンロードできないことが原因であるという。インストールの完了後にオプション機能が欠けていれば、「設定」アプリから手動で追加する必要があるかもしれない。

 この問題が影響するのは以下のバージョン。回避策として“DU”のHTTPアクセスを有効化することが挙げられている。[OK]ボタンや“/compat IgnoreWarning”オプションで警告を無視することもできるが、他に互換性問題の警告がある場合、それらが一緒に無視されてしまう可能性があるので注意したい。

  • クライアントOS:Windows 10バージョン1909、Windows 10バージョン 1903
  • サーバーOS:Windows Serverバージョン1909、Windows Serverバージョン 1903

 同社は現在解決に向けて取り組んでおり、近日中に修正パッチをリリースするとしている。