「Thunderbird 78.3.2」がリリース ～「OpenPGP」やハイコントラストモードに関わる不具合を修正

「Thunderbird」v78.3.1

　オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.3.2」が、10月7日（米国時間）に正式公開された。不具合の修正を主としたメンテナンスアップデートとなっている。脆弱性の案内はない。

　今回のアップデートで修正された問題は、以下の6件。

• 「OpenPGP」でサブキーによる暗号化のサポートを改善
• 「OpenPGP」で国際文字（international characters）を含む暗号化メッセージが正しく表示されない問題を修正
• マウスの中ボタンのシングルクリックで宛先を削除する機能を復活
• アドレス帳リストを検索しても結果が表示されない問題を修正
• ハイコントラストモードのWindows環境でインストーラーが読めない状態になっていた問題を修正
• ダークモード、ハイコントラスト、Windowsテーマ関連の修正

　加えて、［オプション］タブが開かれている場合は自動でアップデートをインストールしないようになった。理由は不明だが、前バージョンで修正されたアップデート後に「Thunderbird」がクラッシュする問題に関連する可能性がある。

　「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10/Server 2008 R2で利用可能。現在、公式サイト“thunderbird.net”からダウンロードできる。