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モダンなUIで人気のファイアウォール兼ネットワーク監視ソフト「GlassWire」に軽量版が登場
オリジナルと比べメモリ使用量は1/3以下、ディスク書き込み量は1/20以下
2020年10月8日 06:55
ファイアウォール兼ネットワーク監視ソフト「GlassWire」の軽量版「GlassWire Lite」が、10月6日(米国時間)に発表された。現在、公式ダウンロードページにあるリンクからダウンロード可能。
「GlassWire」は、システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定できるツール。複数のサーバーをリモート監視する機能やネットワーク内の端末をスキャンする機能、すべての接続を遮断するロックダウンモードを備えるなど、ファイヤーウォールとネットワークセキュリティツールの要素も併せ持つ。モダンなUIが魅力で、2014年のリリース以降2,000万人以上のユーザーに愛用されている人気アプリだ。
基本的に有償のアプリで、7日の試用期間のあとは“BASIC”、“PRO”、“ELITE”の3つからプランを選択することになる。基本的なネットワーク監視機能のみでよい場合は、無償版として使い続けることも可能だ。
「GlassWire」は使いやすく、高機能なツールではあるが、一方でリソースの消費が比較的大きいことが弱点と指摘されていた。「GlassWire Lite」は「GlassWire」から接続先サイトに関する情報収集機能を省くことで、この問題を解決している。情報量は若干落ちてしまうものの、開発チームによるとオリジナルの「GlassWire」と比べ、メモリ使用量は1/3以下、ディスク書き込み量は1/20以下に抑えられているという。CPUリソースはオリジナルであってもそれほど消費しない。
なお、「GlassWire」と「GlassWire Lite」のライセンスは共通だが、データ構造が異なるため同じ環境に両方をインストールして同時に利用することはできない。「GlassWire」の環境に「GlassWire Lite」を上書きインストールした場合、「GlassWire」で収集したネットワーク履歴と設定はリセットされるので注意したい。セットアップの際にバックアップがとられるので、「GlassWire」を再インストールすればいつでもオリジナルに戻すことはできるが、念のため手動でバックアップをとっておくとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「GlassWire Lite」
- 【著作権者】
- GlassWire
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10
- 【ソフト種別】
- 評価版(7日間の試用が可能。そのあとは機能制限の無償版に)
- 【バージョン】
- 2.2.258(20/10/06)