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「GlassWire 3.0」がリリース ~モダンなトラフィック監視&ファイヤーウォールツール

秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリや帯域を浪費しているアプリを特定

「GlassWire」v3.0.474

 トラフィック監視ツール「GlassWire」の最新版v3.0が、11月2日(米国時間)に公開された。Windows 7/8/10/11に対応しており、現在公式サイトからダウンロード可能。

 「GlassWire」は、システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定できるツール。複数のサーバーをリモート監視する機能やネットワーク内の端末をスキャンする機能、すべての接続を遮断するロックダウンモードを備えるなど、ファイヤーウォールとネットワークセキュリティツールの要素も併せ持つ。モダンなUIも魅力だ。

日本語にも対応。美しいグラフを中心に据えたモダンなUIが魅力
通信量などを一覧できる[使用状況]画面
新規コネクションなどをリストアップする[アラート]画面

 本ソフトは基本的に有償(1エンドポイントあたり年額24米ドル)のアプリで、7日間の試用期間が可能。しかし、そのあとも機能制限付きの無償版として利用を継続できる。ファイヤーウォール、テーマ、ミニビューワー、無制限の履歴・リモート接続が必要な場合は、サブスクリプションの購入を検討したい。なお、無償版でもアカウントの登録は必要だ。

 「GlassWire 3.0」では、「GW Score」と異常検出が新たにサポートされた。「GW Score」は実行中のアプリケーションの知名度・普及率を独自のアルゴリズムで評価するもので、アプリの安全性を測る物差しとして使える。ファイヤーウォール機能と連携させて、普及率が一定以下であれば通信をブロックするといった処理も可能。

[Security]画面。アプリケーションの信頼性を測る「GW Score」などをチェックできる

 一方、異常検出機能では通信量の量と頻度を分析して、疑わしいアプリケーションを特定できる。いずれも[Security]画面で利用できるが、プレミアム機能となっているので注意したい。

ソフトウェア情報

「GlassWire」
【著作権者】
GlassWire
【対応OS】
Windows 7/8/10/11
【ソフト種別】
評価版(7日間の試用が可能。そのあとは機能制限の無償版に)
【バージョン】
3.0.474(22/11/02)