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トラフィック監視ツール「GlassWire」がアカウント不要に、上位機能の多くが無料開放

「GlassWire 3.2」がリリース

「GlassWire」v3.2.490

 トラフィック監視ツール「GlassWire」の最新版v3.2が、1月31日(米国時間)に公開された。必須とされていたアカウント登録が不要となり、無償でも利用できる機能が拡充されている。

 「GlassWire」は、システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定できるツール。複数のサーバーをリモート監視する機能やネットワーク内の端末をスキャンする機能、すべての接続を遮断するロックダウンモードを備えるなど、ファイアウォールとネットワークセキュリティツールの要素も併せ持つ。モダンなUIも魅力だ。

システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定

 対応OSはWindows 7/8/10/11。初期状態のUIは英語(米国)だが、日本語に切り替えることもできる。

 「GlassWire」には無償の「FREE」と有償の「PREMIUM」(1エンドポイントあたり年額24米ドル)というプランがあり、いずれを利用するにもアカウントの登録が必要だった。しかし、今回のバージョンアップで「FREE」のアカウント登録は不要となった。

 加えて、これまで「PREMIUM」限定で提供されていた以下の機能が「FREE」に解放された。

  • GlassWire Score:「GlassWire」ユーザーから得られたデータをもとに、PCで実行中のアプリの安全性をスコア化。疑わしいアプリがある場合はアラートが送られる
  • Anomaly Detection:不審なネットワークトラフィック異常を検出。実行中アプリの平均トラフィックから乖離している場合にアラートが発せられる
  • ファイアウォール:「GlassWire」のUIから特定のアプリケーションのすべてのネットワーク接続を簡単にブロック
  • Things :ローカルネットワーク上のデバイスのリストを表示し、デバイスの参加・退出をアラート

 選べるスキンの数、ログの閲覧範囲、ミニビューワーなどに制限はあるものの、機能的には「PREMIUM」とほぼ同等となっているのがわかるだろう。これに伴い、インストール後7日間「PREMIUM」を試用できる機能は取り除かれている。

選べるスキンの数などに制限あり。ミニビューワーも利用できない
ログの閲覧範囲は24時間まで

ソフトウェア情報

「GlassWire」
【著作権者】
GlassWire
【対応OS】
Windows 7/8/10/11
【ソフト種別】
【ソフト種別】