ニュース
トラフィック監視ツール「GlassWire」がアカウント不要に、上位機能の多くが無料開放
「GlassWire 3.2」がリリース
2023年2月2日 06:45
トラフィック監視ツール「GlassWire」の最新版v3.2が、1月31日(米国時間)に公開された。必須とされていたアカウント登録が不要となり、無償でも利用できる機能が拡充されている。
「GlassWire」は、システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定できるツール。複数のサーバーをリモート監視する機能やネットワーク内の端末をスキャンする機能、すべての接続を遮断するロックダウンモードを備えるなど、ファイアウォールとネットワークセキュリティツールの要素も併せ持つ。モダンなUIも魅力だ。
対応OSはWindows 7/8/10/11。初期状態のUIは英語(米国)だが、日本語に切り替えることもできる。
「GlassWire」には無償の「FREE」と有償の「PREMIUM」(1エンドポイントあたり年額24米ドル)というプランがあり、いずれを利用するにもアカウントの登録が必要だった。しかし、今回のバージョンアップで「FREE」のアカウント登録は不要となった。
加えて、これまで「PREMIUM」限定で提供されていた以下の機能が「FREE」に解放された。
- GlassWire Score:「GlassWire」ユーザーから得られたデータをもとに、PCで実行中のアプリの安全性をスコア化。疑わしいアプリがある場合はアラートが送られる
- Anomaly Detection:不審なネットワークトラフィック異常を検出。実行中アプリの平均トラフィックから乖離している場合にアラートが発せられる
- ファイアウォール:「GlassWire」のUIから特定のアプリケーションのすべてのネットワーク接続を簡単にブロック
- Things :ローカルネットワーク上のデバイスのリストを表示し、デバイスの参加・退出をアラート
選べるスキンの数、ログの閲覧範囲、ミニビューワーなどに制限はあるものの、機能的には「PREMIUM」とほぼ同等となっているのがわかるだろう。これに伴い、インストール後7日間「PREMIUM」を試用できる機能は取り除かれている。
ソフトウェア情報
- 「GlassWire」
- 【著作権者】
- GlassWire
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10/11
- 【ソフト種別】
- 【ソフト種別】