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トラフィック監視ツール「GlassWire」、無償・ログインなしで利用できる機能を拡充

モダンなUIが魅力のトラフィック監視ツール

「GlassWire」v3.3.495

 トラフィック監視ツール「GlassWire」の最新版v3.3が、3月9日(米国時間)に公開された。v3.2でアカウントが不要となり、上位機能の多くが無料開放されたが、本バージョンではさらに「GlassWire Score」と「Anomaly Detection」がアカウントへのログインなしで機能するようになった。

 「GlassWire」は、システム内のネットワーク接続を監視して、秘密裏にプライバシーデータを送出するアプリやネットワーク帯域を浪費しているアプリを特定できるツール。複数のサーバーをリモート監視する機能やネットワーク内の端末をスキャンする機能、すべての接続を遮断するロックダウンモードを備えるなど、ファイアウォールとネットワークセキュリティツールの要素も併せ持つ。モダンなUIも魅力だ。

 対応OSはWindows 7/8/10/11。初期状態のUIは英語(米国)だが、日本語に切り替えることもできる。

 今回ログイン不要で利用できるようになった「GlassWire Score」とは、「GlassWire」ユーザーから得られたデータをもとに、PCで実行中のアプリの安全性をスコア化したものだ。不審なネットワークアクセスを行うアプリがあったとき、それが不正なものかどうかを判断する際の手掛かりになる。

「GlassWire Score」

 もう1つの「Anomaly Detection」は、ネットワークトラフィックの異常を検出して、ユーザーに通知する機能。実行中アプリの平均トラフィックから乖離している場合にアラートが発せられる。

 そのほかにも、本バージョンでは自動アップグレードを無効化する機能が追加。有料版へのアップグレードを促すポップアップを月1回に抑制するなど、無償版の魅力を高める改善が施されている。

ソフトウェア情報

「GlassWire」
【著作権者】
GlassWire
【対応OS】
Windows 7/8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(フル機能版は月額2米ドル)
【バージョン】
3.3.495(23/03/09)