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定番オーディオエンコーダー「fre:ac」が「macOS 11.0 Big Sur」をサポート
デフォルトのCDDBデータベースも“freedb.freac.org”から“gnudb.gnudb.org”へ
2020年10月13日 08:00
オープンソース・クロスプラットフォーム対応の定番オーディオエンコーダー「fre:ac」の最新版v1.1.3が、10月11日に正式公開された。本バージョンは互換性の向上と不具合の修正に焦点を当てたメンテナンスアップデート。新要素としては、今秋リリースされる予定の「macOS 11.0 Big Sur」がサポートされたのが目玉だ。
「fre:ac」は、サウンドファイルを別のファイル形式へ変換したり、CDの音楽ファイルをリッピングするフリーソフト。手持ちの音源をまとめて圧縮したり、ファイル形式を統一したいときにも役立つ。オープンソースで開発されており、“GNU General Public License(GPL)”ライセンス下で利用できる。対応OSはWindows/Mac/Linux/FreeBSDなど。
サウンドフォーマットはMP3、MP4/M4A、WMA、Ogg Vorbis、FLAC、AAC、WAVおよび独自形式“Bonk”をサポート。マルチコアCPUに最適化された高速なエンコーダー、“CDDB”に対応したID3タグ補完とファイル命名規則、40カ国語に対応したユーザーインターフェイスなどが特徴だ。インストール版のほかにも、USBメモリなどに入れて持ち運べるポータブル版が用意されている。
本バージョンでは「macOS 11.0 Big Sur」対応に加え、デフォルトのCDDBデータベースが“freedb.freac.org”から“gnudb.gnudb.org”へと変更された。“gnudb.org”は買収やライセンス変更に翻弄された“freeDB.org”(今年3月末に終了)の受け皿として長年運営されてきた楽曲データベースサービスで、日本語のデータも問題なく扱えるようだ。
ソフトウェア情報
- 「fre:ac」
- 【著作権者】
- Robert Kausch 氏
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux/FreeBSDなど(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.1.3(20/10/11)