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TDF、「LibreOffice 7.0.3」をリリース ~フリーのオフィス統合環境

90件以上の不具合が修正され、安定性が向上

The Document Foundation、「LibreOffice 7.0.3」を公開

 The Document Foundation(TDF)は10月29日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.0.3」を公開した。90件以上の不具合が修正され、安定性が向上している。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 「LibreOffice」には新機能を積極的に盛り込んだ最新(Fresh)版と、機能改善に注力した安定(Still)版の2バージョンが存在するが、今回リリースされた「LibreOffice 7.0.3」は前者に当たる。パワーユーザーやテクノロジー愛好者、組織への導入をテストしているユーザーにお勧めだ。“OpenDocument Format(ODF)1.3”のサポートや「Microsoft Office」との互換性向上に加え、「Skia」や「Vulkan」によるグラフィックス改善の恩恵を受けることができる。

 なお、保守的な運用を行いたい場合は「LibreOffice 6.4」の利用がおすすめ。最新バージョンはv6.4.7で、これが「LibreOffice 6.4」系統の最終版となる見込みだ。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.0系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.0.3(20/10/29)