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「Adobe Acrobat」「Adobe Acrobat Reader」に脆弱性 ~修正版が公開

情報漏洩につながる恐れがある入力検証不備。深刻度の評価は“Important”

「Adobe Acrobat Reader DC」v2020.013.20074

 米Adobe Systemsは12月9日(現地時間)、「Adobe Acrobat」「Adobe Acrobat Reader」のセキュリティアップデートを発表した。予告されていた定例外のアップデートとなる。

 今回のアップデートでは、入力検証不備の問題(CVE-2020-29075)が修正された。情報漏洩につながる恐れがあるとして、深刻度の評価は“Important”。同社はセキュリティアップデートの適用優先度をすべての製品で“2”と定め、30日程度以内を目安に以下の最新版へのアップデートを推奨している。

  • 「Acrobat DC」(Continuous)v2020.013.20074(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC」(Continuous)v2020.013.20074(Windows/Mac)
  • 「Acrobat 2020」(Classic 2020)v2020.001.30018(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader 2020」(Classic 2020)v2020.001.30018(Windows/Mac)
  • 「Acrobat 2017」(Classic 2017)v2017.011.30188(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC 2017」(Classic 2017)v2017.011.30188(Windows/Mac)

 「Acrobat DC」および「Acrobat Reader DC」はWindows/Macに対応しており、同社のWebサイトからダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、自動アップデート機能で最新版へ更新できる。