ニュース
Mac版「Microsoft 365」アプリが“Apple Silicon(M1)”にネイティブ対応
「Outlook」で“iCloud”アカウントに対応するなど、多くの新機能が発表される
2020年12月16日 16:21
米Microsoftは12月15日(現地時間)、Mac版「Microsoft 365」アプリの多くが“Apple Silicon(M1)”にネイティブ対応したと発表した。
今回、M1でネイティブ動作可能となった「Microsoft 365」アプリは以下の通り。これまでの「Rosetta 2」トランスレーションよりも高いパフォーマンスが期待できる。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
- OneNote
また、「Microsoft Teams」に関してもM1へのネイティブ対応に取り組んでいるとのこと。現状でも「Rosetta 2」トランスレーションによりM1デバイスで利用することはできる。
そのほかにも、Mac向けの「Microsoft 365」アプリに導入された・導入予定の新機能が案内されている。
- 「macOS Big Sur」に合わせた新しいデザイン。新しいスタート画面は来月にも提供される予定
- Mac版「Outlook」で“iCloud”アカウントが利用可能に。本日より数週間かけてロールアウトされる
- 必要なOfficeツールやアクションをすばやく探し出せる検索ボックス“Tell Me”
- 画像からインポートする機能でスマートフォンで撮影したテーブルデータをMac用の「Excel」向けに変換
- Mac向け「Word」と「Outlook」で利用できるディクテーション(音声入力)ツールバー。AI編集機能「Microsoft Editor」も「Word」で利用可能に(2021年初めにOffice Insiderへ提供
- 来年初めに共有カレンダーをテスト提供(Insider Beta)
- 新しい“@メンション”をエンタープライズユーザー向けの「PowerPoint」に提供
- 「Word」の新しいコメント機能。現在はOffice InsiderのBetaチャネルで利用可能で、来年2月には正式版になる予定
- 共有相手に迷惑をかけずに「Excel」のデータをフィルター・並び変えできる“Excel sheet view”
- Microsoft Information Protectionの秘密度ラベル。手動ラベリングはすでに利用可能で、自動ラベリングも2021年初頭に「Microsoft 365 E5」顧客に展開される
“Office Insider”は「Microsoft 365」アプリに提供予定の新機能をいち早く体験できるプレビュープログラムで、自動更新ツール「Microsoft AutoUpdate」の[詳細設定]画面から加入できる。最近話題になった「Excel」のラムダ関数などもテスト可能だ。