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「Skype 8.67」に仮想空間を共有する“Together モード”が導入 ~チャット疲れを低減

バーチャル背景も拡充される

Windows版「Skype 8.67」

 米Microsoft傘下のSkypeは12月17日(現地時間)、「Skype 8.67」を正式リリースした。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iOS/Android)、Web(web.skype.com)の各プラットフォーム向けに段階的にロールアウトされる。

 「Skype 8.67」の目玉は、デスクトップ版に“Together モード”が導入されたこと。同じ仮想空間を共有することでグループの一体感を増し、オンラインチャットにありがちな“コミュニケーション疲れ”の低減を狙う機能で、「Microsoft Teams」に導入されている(日本語版では“絆モード”とも)。これでも不十分な場合は、より多くのメンバーを一度に表示できるラージグリッドビューがお勧めだ。

“Together モード”(「Microsoft Teams」のもの)

 また、ビデオチャットの背景をぼかしたりカスタマイズする機能も強化。プリセット背景が拡充され、カテゴリ分けされるようになっている。

バーチャル背景を拡充

 そのほかにも、デスクトップ版とAndroid版で進行中の「Skype」通話に電話番号で他のユーザーを追加できるようになった。また、Macでは「Skype」の利用中に自動でスリープしなくなった。Windows 10ではタスクトレイに“Skype Meet Now”を統合したことが改めてアナウンスされている。

 「Skype」は、クロスプラットフォーム対応のコミュニケーションツール。携帯電話や固定電話への通話をサポートするほか、最大100人のグループビデオ会話、音声・ビデオ通話のリアルタイム字幕表示、スクリーンの共有、通話の録音といった機能が利用できる。Windows版はWindows 7以降に対応しており、現在公式サイト“skype.com”から無償でダウンロード可能。Windows 10ならば“Microsoft Store”からストアアプリ版を利用することもできる。