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「LibreOffice」への移行は待った! ~「OpenOffice」がmacOS Big Surでクラッシュする問題は近日中に解決

解決策をテストするユーザーを募集中

「macOS Big Sur」環境の「Apache OpenOffice」でOOXMLドキュメントを開こうとするとエラーが発生する問題

 「macOS Big Sur」環境の「Apache OpenOffice」でOOXMLドキュメント(DOCXやXLSX形式)を開こうとするとエラーが発生する問題に関し、The Apache Software Foundationは1月6日(米国時間)、近日中にアップデートを提供すると発表した。この問題は「LibreOffice」の開発チームからも指摘されており、脱「OpenOffice」の動きが加速するのではないかと懸念されていた。

 「OpenOffice」の開発チームによると現時点でこの問題の回避策はないが、開発中の次期バージョン「OpenOffice 4.2.0」には影響しない。そのため、現行の「OpenOffice 4.1.8」と「OpenOffice 4.2.0」を比較したところ、「Big Sur」でのクラッシュを解決するコードを発見したとのこと。

 現在はこの解決策をテストしている段階だが、多くの環境でテストすればするほど早くリリースできる。開発メーリングリストに英語でメールを送れば新バージョンのテストに参加できるとして、「OpenOffice」の開発チームはテスターを募っている。

 なお、修正版にはWindows/Linux向けの修正も含まれるとのこと。「Big Sur」ユーザー以外にも恩恵のあるアップデートになるという。