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PWA版「Twitter」アプリでもコミュニティ主導のファクトチェック“Birdwatch”のテスト開始 ~米国で

リツイートボタンの仕様は米国大統領選挙の前の仕様に

Windows 10向け「Twitter」アプリ

 米Twitterは1月25日(現地時間)、PWA版「Twitter」アプリをアップデートした。“mobile.twitter.com”やWindows 10向け「Twitter」アプリ、Android向け「Twitter Lite」アプリなどに新機能の追加と改善が施されている。

 今回のアップデートの目玉は、米国で始まったパイロットプログラム“Birdwatch”だ。これは風説や誤情報の拡散を防ぐために考案された仕組みで、ユーザーは誤解を招くと思われるツイートに文脈の補足や誤りを訂正するためのメモを追加できる。“Twitter”には誤解を招きかねないツイートにラベルを付ける機能があるが、これは運営側が行うものだ。“Birdwatch”はコミュニティ主導で行われるのが大きな特徴といえるだろう。

 なお、この機能はまだ米国の一部ユーザーでテストされている段階だ。日本ではメモを追加できないので注意したい。

 そのほかにも、誤情報としてフラグが立てられたツイートにリアクション(いいねやリツイート)した際に確認のプロンプトが表示されるようになった。また、ダイレクトメッセージ(DM)の受信トレイにメッセージリクエストが届いたときに、ソーシャルコンテキストの情報(誰からフォローされているかなど)が表示されるようになった。DMを開くかどうかの判断に役立てることができる。

 ユーザーインターフェイス関連では、サイドのナビゲーションバーが折りたたまれているとき、アイコンがどんな機能を持つのかを説明するホバーラベルが追加された。リツイートボタンを押すと引用リツイートの編集画面が開く仕様も元に戻され、ボタンを押すと通常のリツイートと引用リツイートを選ぶポップアップが表示されるようになる。

 Windows 10向け「Twitter」アプリは現在、“Microsoft Store”から無償でダウンロード可能。“twitter.com”をデスクトップアプリとしてパッケージングしたPWA(Progressive Web Apps)になっているため、わざわざ「Twitter」アプリを更新しなくてもWebでの改善が反映される。