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「macOS Big Sur 11.2.1」が公開 ~MacBook Proの一部モデルでバッテリーが充電不能になる問題を修正

3件の脆弱性にも対処。旧バージョンのOSにもパッチ適用を

Apple、「macOS Big Sur 11.2.1」を正式リリース

 米Appleは2月9日(現地時間)、「macOS Big Sur 11.2.1」を正式リリースした。今月初めに公開された「macOS Big Sur 11.2」に続く小規模なメンテナンスアップデートとなっている。

 本バージョンでは、2016年と2017年のMacBook Proモデルの一部でバッテリーを充電できなくなる問題が修正された。

 また、「Sudo」で発見された権限昇格の脆弱性(CVE-2021-3156)にも対処。トレンドマイクロのセキュリティチーム“Zero Day Initiative”が発見したIntel製グラフィックドライバーの任意コード実行の脆弱性2件も修正されている。

 「macOS Big Sur」は2013年以降に発売されたMacBook Pro/AirやMac Pro、2015年以降に発売されたMacBook、2014年以降に発売されたiMac/Mac mini、2017年モデルのiMac Proなどで利用可能。現在[システム環境設定]ダイアログの[ソフトウェア・アップデート]セクションから無償でアップグレードできる。

 なお、セキュリティ関連の修正の一部は旧バージョンのOSにも影響するので注意。同日付けでセキュリティパッチ「Security Update 2021-002 Catalina」や「Security Update 2021-002 Mojave」がリリースされている。