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Adobe、WebブラウザーでPDFが手軽に編集できるツール「Acrobat web」を提供開始
「.new」ドメインのURLでも利用が可能
2021年2月12日 16:16
米Adobeは2月10日(現地時間)、Webブラウザー上でPDFを操作できるツール「Acrobat web」の提供を開始した。PDFドキュメントを扱う機会が少なく、専用アプリを購入するほどではない個人ユーザーなどに適している。
「Acrobat web」は無償で利用可能で、オフィス文書をPDFドキュメントへ変換したり、PDFドキュメントをJPEG画像へ変換できる。また、PDFページの回転・削除・入れ替え、メモやハイライトといったPDFドキュメントの編集、PDFファイルの圧縮といった機能も豊富に用意されている。
ファイルを変換してダウンロードするなど、ファイルをクラウドに保存しておく必要のない処理であれば“Adobe ID”も不要。デスクトップ・モバイルを問わず手軽に利用できるので、PDFを扱うたびにWebで専用のツールを探していたユーザーにとってはありがたい存在だ。
なお、これらのツールは以下のような「.new」ドメインのURLでも利用が可能。
- PDF.new:「Microsoft Office」文書や画像ファイルをPDFに変換
- Sign.new:入力と署名
- CompressPDF.new:PDFを圧縮
- ConvertPDF.new/WordtoPDF.new:「Microsoft Word」文書をPDFに変換
同社は昨年7月よりGoogleと連携し、「Adobe Acrobat」のショートカットとして機能する「.new」ドメインの提供を開始している。試用版はわずか数カ月で1,000万回以上のクリックを記録するなど好評を博しており、新しいツールの追加やショートカットの拡充に注力してきたという。