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アドビがマイクロソフトの「Microsoft Teams」に「Adobe Document Cloud」を統合

「Adobe Sign」と「Adobe Acrobat」を「Teams」と連携させてで電子サインと承認作業をシームレスに

「Adobe Sign for Microsoft Teams」

 アドビは4月27日開催の「Adobe Summit」で、「Microsoft Teams」に「Adobe Document Cloud」を統合すると発表した。ニューノーマル時代における生産性の向上を目的とした、マイクロソフトとのパートナーシップに基づく取り組みのうちの1つとなる。

 「Adobe Sign」は、マイクロソフトも推奨している電子サインソリューション。日立、アットホーム、ソニー銀行、エイチ・アイ・エス、パーソルホールディングスをはじめ、世界で1億8千万以上のユーザーが利用しているという。今回の新機能「Adobe Sign for Microsoft Teams」により、Adobe Signのユーザーは、電子サインとPDFツールを「Microsoft Teams」から直接利用できるようになる。「Microsoft Teams 承認アプリ」にも追加されている。

Adobe Sign's Live Sign in Microsoft Teams

 また、今回の取り組みには「Adobe Acrobat for Microsoft Teams」も含まれる。これによりAcrobatユーザーは、「Microsoft Teams」内で「SharePoint」「OneDrive」に保存されたPDF文書を、複数の関係者が直接コメントを残しながら回覧することもできる。

 同社は今回の提携は重要なマイルストーンとしながらも、「Adobe Document Cloud」に加え、ほかのアドビソリューションもマイクロソフトとの連携を強化していくという。両社共通の最終的な目標は、最新のデジタル文書エクスペリエンスを提供することという。