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PDFの注釈やテキストのハイライト、描画ツールが無料 ~Google Chrome向け「Adobe Acrobat」拡張機能

「Adobe Acrobat Pro DC」サブスクリプションには上位機能も。7日間試用可能

「Google Chrome」向け「Adobe Acrobat」拡張機能

 最近のWebブラウザーにはPDFビューワー機能がビルトインされており、以前よりも気軽にPDFドキュメントを閲覧できるようになった。しかし、これらのビルトインPDFビューワーが対応するのは基本的に閲覧のみで、コメントやマークアップ、注釈、署名といった機能までをサポートするものは少ない。米Adobeは10月12日(現地時間)、それに代わるソリューションとして「Google Chrome」向け「Adobe Acrobat」拡張機能を案内している。

 「Adobe Acrobat」拡張機能は現在、「Chrome ウェブストア」から無償でダウンロード可能。インストールすると、ヘルプページ(英文)とともに「Adobe Acrobat」拡張機能をWebブラウザー既定のPDFビューワーにするかどうかを問うポップアップが現れる。

「Adobe Acrobat」拡張機能をWebブラウザー既定のPDFビューワーにするかどうかを問うポップアップ

 このポップアップで[既定に設定]ボタンを押すと、PDFドキュメントを開いた際にビルトインPDFビューワーの代わりに「Adobe Acrobat」拡張機能が用いられるようになる。同社は今年2月よりWebブラウザー上でPDFを操作できるツール「Acrobat web」を提供しているが、そのヘルパー拡張機能と考えればよいだろう。

「Google Chrome」のビルトインPDFビューワー
「Adobe Acrobat」拡張機能でPDFドキュメントを開いた様子

 本拡張機能では、以下の機能が無償で利用可能。注釈やテキストのハイライト、描画ツールは画面ヘッダーに用意されている。

  • 注釈やテキストのハイライト、描画ツール
  • フォームフィールドへの入力と電子署名の追加
注釈やテキストのハイライト、描画ツールが無料で利用できる

 さらに、「Adobe Acrobat Pro DC」のサブスクリプションを購入すれば、以下の機能が追加で利用できるようになる。実際に体験したい場合は、7日間試用できる無償の体験版を利用してもよいだろう。

  • PDFドキュメントを「Microsoft Word」文書に変換
  • WebページをPDFドキュメントに変換する
  • PDFページの回転、削除、並べ替え

ソフトウェア情報

「Adobe Acrobat」
【著作権者】
Adobe Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
15.1.3.3(21/10/12)