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「アバスト無料アンチウイルス」v21.1はPUP検出関連機能が向上 ~マルウェア検出時のアラートも改良
PUP検知をデフォルト有効化、コインマイナーなどのツールの検出をON/OFF可能に
2021年2月15日 06:45
チェコのAVAST Softwareは2月11日(現地時間)、セキュリティソフト「アバスト(Avast)」の最新版v21.1.2449を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
最新版では、PUP(Potentially Unwanted Program、不審なプログラム)の検知機能が向上した。まず、PUPに関する検知性能が向上したため、デフォルトで検知機能が有効になるようになった。この変更は即時ではなく、順次反映していくという。
また、マルウェアの分類として、コインマイナー・ゲームチートツール・キージェネレーターなどを含む“ツール”カテゴリが新設され、各種シールドやスキャンの種類ごとに、検出の有効・無効を切り替えられるようになった。各設定の[PUP をスキャン]チェックボックスをONにすると選択可能になる[ツールをスキャン]チェックボックスで有効・無効を制御可能だ。
マルウェア検知時のアラートが改良されている。アラート上の[詳細を表示]をクリックすることで、検出された脅威の種別(アドウェア・ランサムウェアなど)やその概要を閲覧できるようになった。さらに、複数のマルウェアが同時に検出された場合、従来は1検知ごとにアラートが表示されていたが、本バージョンからはシールドごとにまとめて表示するようになっている。加えて、アラートにユニークIDが表示されるようになり、問題があった際にサポートへこのIDを伝えることで調査をスムーズに進められるようになった。
「アバスト」は、“シールド”と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する“無料アンチウイルス”、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える上位版“プレミアム セキュリティ”などのエディションがラインナップされており、無償で利用できる「アバスト無料アンチウイルス」はとくに人気が高い。対応OSは、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10。
ソフトウェア情報
- 「アバスト無料アンチウイルス」
- 【著作権者】
- AVAST Software s.r.o.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 21.1.2449(21/02/11)