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「GitHub Desktop 2.8」の差分表示にちょっとうれしいオプションが追加

「Git」や「GitHub」における日々の作業をGUIで直感的に行えるようにする無償ツール

「GitHub Desktop」v2.8.1の差分ビュー

 米GitHubは4月28日(現地時間)、公式クライアントアプリ「GitHub Desktop 2.8」を正式リリースした。Windows/Macに対応しており、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。執筆時現在の最新版は、5日付けでリリースされたv2.8.1。

 「GitHub Desktop」は、「Git」や「GitHub」における日々の作業をGUIで直感的に行えるようにするツール。「GitHub Desktop 2.8」では、差分表示(diff)の改善に力が注がれている。

 まず、変更箇所を展開する機能が追加された。これまでの「GitHub Desktop」は変更された部分の前後数行だけをコンパクトに表示する仕様だったが、全体の処理の流れを把握したい場合、これでは不十分に感じることもあるだろう。そこで「GitHub Desktop 2.8」の差分ビューでは右クリックメニューに展開コマンドが追加され、そのファイル全体を表示できるようになった。

右クリックメニューから変更箇所のみの表示とファイル全体の表示を切り替え

 次に、余計なホワイトスペース(空白)を差分として表示しないオプションが追加された。見た目を整えるためだけに追加・削除された空行やインデントを差分ビューから除外できれば、意味のある変更に集中できるだろう。このオプションは差分ビューのヘッダーにある歯車アイコンから利用可能。

 そのほかにも、ローカルリポジトリのエイリアス(別名)を作成する機能が追加された。リポジトリのコピーを複数ローカルで扱っている場合など、名前だけでリポジトリを区別するのが難しいときに役立つ。

ローカルリポジトリのエイリアス(別名)を作成

ソフトウェア情報

「GitHub Desktop」
【著作権者】
GitHub, Inc.
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.8.1(21/05/05)