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無料メッセージングアプリ「Telegram Desktop 2.7.2」が「Stripe」などを使った物品売買に対応
ボイスチャットのスケジュールを設定して、参加者に事前に知らせる機能も追加
2021年5月11日 08:00
無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop」の最新版v2.7.2が、4月21日に公開された。Windows向けデスクトップアプリは現在、公式サイト「telegram.org」からダウンロード可能。「Microsoft Store」からも入手できる。
「Telegram Desktop 2.7.2」では、任意のグループやチャンネル、BOTでの物品販売がサポートされた。これまでも決済BOTによる商品の販売とその支払いには対応していたが、最新版では「Stripe」など9つのサードパーティー決済サービスが統合され、クレジットカードを用いたよりシームレスな取引が可能になっている。
決済サービスを利用するのにTelegramへ料金を支払う必要はなく、追加の承認も不要。プライバシーにも配慮しているとのことで、クレジットカードの情報は直接決済プロバイダーへ送られ、Telegramに保存されることはない。配送情報も商品の発送者とのみ共有される。
「Telegram Desktop」の支払い機能はPayments APIを利用するだけで簡単に始められるので、興味のあるユーザーはデモチャネル「@TestStore」で実際の動作を確かめてみるとよいだろう。Webやモバイルアプリでも利用可能だ。
そのほかにも、ボイスチャットのスケジュールを設定して、参加者に事前に知らせる機能が追加された、ボイスチャットまでのカウントダウンを表示したり、開始時に通知を送ることもできる。また、Web版にダークモード、チャットフォルダーなどに対応したフル機能のバージョンがもう一つ追加されたとのこと。
「Telegram」は、ロシア・サンクトペテルブルク生まれのチャットサービス。当局からの検閲から逃れ、自由なコミュニケーションを実現するため、セキュリティとプライバシーにとことんこだわっているのが特徴だ。デスクトップ(Windows/Mac/Linux)以外にも、モバイル(iOS/Android)でも利用できる。
ソフトウェア情報
- 「Telegram Desktop」
- 【著作権者】
- Telegram Messenger LLP
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.7.2(21/04/21)