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「Thunderbird 78.11.0」が公開 ~2件の脆弱性を修正

不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート

「Thunderbird」v78.11.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 78.11.0」が、6月1日(米国時間)に正式公開された。本バージョンは不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。セキュリティ関連の修正も含まれている。

 本バージョンで対処された問題は、以下の通り。

  • 鍵が以前に設定されていた場合、アカウントに対してOpenPGPを無効にすることができない
  • 送信者がメッセージの暗号化をOpenPGPからS/MIMEに変更した場合、受信者が一部のメッセージを復号化できないことがある
  • CardDAVアドレスブック間で移動した連絡先が新しいサーバーに同期されないことがある
  • Google ContactsにおけるCardDAV互換性
  • macOSでフォルダペインのフォーカスがはっきり表示されない
  • Windowsテーマに関わる問題

 セキュリティに関する修正は、CVE番号ベースで2件。内容はメモリ破損(CVE-2021-29967)とクリップボードデータの処理で範囲外読み取りが起こる(CVE-2021-29964)いうもので、前者は任意コードの実行につながる恐れがあるとして深刻度「High」と評価されている。後者はWindowsにのみ影響し、深刻度は「Moderate」。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7/8/10で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能でアップデートされる。