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「バックアップと同期」からデスクトップ版「Google ドライブ」アプリへの移行が開始

7月19日から段階的に。10月1日以降は「バックアップと同期」が利用不能に

デスクトップ版「Google ドライブ」アプリ

 米Googleは7月12日(現地時間、以下同)、「Google ドライブ」の個人ユーザー向けクライアントアプリ「バックアップと同期」(Backup and Sync)からデスクトップ版「Google ドライブ」アプリ(Drive for Desktop)への移行を開始すると発表した。同社は今年2月、「Google ドライブ」で使われている2つのクライアントアプリ「ドライブ ファイル ストリーム」(Drive File Stream、企業ユーザー向け)と「バックアップと同期」(個人ユーザー向け)を統合する計画を明らかにしていたが、それが実行に移される。

 移行の具体的なスケジュールは以下の通り。

  • 2021年7月19日以降:デスクトップ版「Google ドライブ」アプリへの移行支援機能が「バックアップと同期」アプリに追加
  • 2021年8月18日以降:デスクトップ版「Google ドライブ」アプリへの移行を促すプロンプトが「バックアップと同期」アプリに表示される
  • 2021年10月1日以降:「バックアップと同期」アプリへのサインインが不能に。「Googleフォト」や「Googleドライブ」とファイルを同期するにはデスクトップ版「Google ドライブ」アプリが必要となる

 新しいデスクトップ版「Google ドライブ」アプリには、「ドライブ ファイル ストリーム」と「バックアップと同期」でもっとも利用されていた以下の機能が搭載される。対応OSはWindowsとMac。Apple Silicon(M1)へのネイティブ対応もテスト中だ。

  • ローカルフォルダ(ドキュメントやデスクトップなど)を「Googleフォト」や「Googleドライブ」へアップロード・同期
  • フラッシュドライブや外付けハードドライブといった外部ストレージデバイスのクラウド同期
  • ドライブのファイルをデスクトップにミラーリングしてローカルデバイスにファイルを保存し、コンテンツにすばやくアクセス

 これらの機能は、7月12日付けで発表されたデスクトップ版「Google ドライブ」アプリv49.0に搭載済み。加えて、最大4つの「Google アカウント」でログインする機能がサポートされる。