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「Visual Studio Code」に内蔵サーバーでWebアプリをプレビューできる拡張機能が登場

拡張機能ビューが改善された「Visual Studio Code」の2021年7月更新

「Visual Studio Code」v1.59

 米Microsoftは8月5日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2021年7月アップデート(v1.59)を正式リリースした。今月のリリースでは、拡張機能ビューが改善。サイドパネルのサイズを変更したとき、幅に応じてアイコンの大きさが変わるレスポンシブデザインが導入されたほか、マウスカーソルをホバーさせることで詳細な説明を閲覧できるようになるなど、さまざまな機能強化が施されている。

 そのほかにも変更は多岐にわたるが、比較的小規模な改善が中心となっている。ターミナルをドラッグ&ドロップで別ウィンドウのエディターエリアやパネルエリアへ移動できるようになったのは便利だ。

 また、「Visual Studio Code」でJupyterノートブックファイル(.ipynb)を直接開けるようになったほか、「Visual Studio Code」内蔵のテストエクスプローラーでテストを行うためのAPIが確定した。Webプロジェクトをプレビューするためのサーバーをホストする拡張機能「Live Preview」がテスト公開され、Webアプリのデバッグも簡単になっている。

内蔵サーバーでWebアプリをプレビューできるVisual Studio Code拡張機能「Live Preview」

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.59(21/08/05)