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「Docker Desktop 4.0」が正式リリース ~料金プランも刷新

従業員数250人以上、年間収益1,000万ドル以上の企業は有料プラン必須に

「Docker Desktop 4.0」が公開

 米Dockerは8月31日(現地時間)、「Docker Desktop 4.0」を公開した。Windows/Mac環境へ「Docker」をインストールし、手軽に使えるようにしたツール「Docker Desktop」のメジャーバージョンアップとなる。機能面では小幅なアップデートとなっており、製品サブスクリプションのアップデートが主な変更となる。

アップデートされた製品サブスクリプション

 新しい製品サブスクリプションのハイライトは以下の通り。

  • 無料サブスクリプションの名称は「Docker Free」から「Docker Personal」に。中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育目的、非商用のオープンソースプロジェクトで利用できる
  • それ以外は有料サブスクリプションに加入する必要がある。この条件は8月31日から適用されるが、2022年1月31日までの猶予期間が設けられる
  • 「Pro」「Team」に加え、最上位の有料サブスクリプションとして「Business」を追加。シングルサインオン(SSO)やコンテナーレジストリアクセス制御などを必要とする大規模開発向けに提供される
  • 有料サブスクリプションは商用が可能

 なお、この変更は「Docker Desktop」にのみ適用され、「Docker Engine」をはじめとする他のプロジェクトには影響しない。「Docker CLI」や「Docker Compose」などのコンポーネントについても引き続き無料で提供されるという。