ニュース

Dockerが「Free Team」プランの廃止を撤回

ユーザーの反発をうけ

Docker、「Docker Free Team」プランを継続すると発表

 米Dockerは3月24日(現地時間、以下同)、「Docker Free Team」プランを継続すると発表した。先週、廃止がアナウンスされたが、ユーザーの反発をうけ撤回された格好だ。

 「Docker Free Team」プランは、チーム数やシート数に一定の制限を設けたうえで、有償の「Docker Team」プランを無償で利用できるようにしたプラン。気軽に始められるという利用でオープンソースプロジェクトでの採用が多かったようだ。同社はこれとは別にオープンソースプロジェクトを支援する「Docker-Sponsored Open Source Program」(DSOS)を提供しているが、一定の審査をパスする必要がある。

 当初は4月14日までに有償プランへ移行するよう案内されていたが、その必要はなくなる。廃止のアナウンス以降に有償プランへ移行したユーザーに対しては全額返金を行うともに、購入した期間は有償プランを無料で利用できるようにする。

 同社はユーザーとのコミュニケーションが不十分だったことを謝罪するとともに、過去10日間で昨年を上回る申請が寄せられたとして、「DSOS」の存在をアピールしている。