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「Docker Desktop」に待望のLinux版 ~v4.8.0が公開

「Compose V2」はベータ版を卒業

「Docker Desktop 4.8.0」が公開

 米Dockerは5月6日(現地時間)、「Docker Desktop 4.8.0」を公開した。本バージョンでは、待望のLinux版が追加されている。

 Linux版「Docker Desktop」のシステム要件は以下の通り。パッケージはDEB形式とRPM形式の2つが用意されており、「Ubuntu」「Debian」「Fedora」などのディストリビューションで利用可能。

  • 64bitカーネルとCPUによる仮想化対応
  • KVM仮想化のサポート
  • 「QEMU 5.2」以降
  • systemd initシステム
  • 「Gnome」または「KDE」デスクトップ環境
  • 4GB以上のRAM

 ユーザーインターフェイスなどはWindows版と変わらないようだ。

 そのほかにも、「Compose V2」がベータ版を卒業し、一般提供(GA)となった。また、「Docker Extensions」と「Extensions SDK」のベータ版がリリースされている。

 「Docker Desktop」は、コンテナ仮想化プラットフォーム「Docker」をデスクトップ環境で手軽に使えるようにしたGUIフロントエンド。Windows/Mac/Linuxに対応しており、同社のWebサイトからダウンロードできる。執筆時現在の最新版は、9日にリリースされたv4.8.1。

 ただし、無償で利用できるのは中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育目的、非商用のオープンソースプロジェクトのみ。それ以外の用途では、有料サブスクリプションが必要となる。