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「Windows 10 バージョン 2004/20H2/21H1」にも2021年8月のCリリース
日本語再変換時のふりがな問題などを解決
2021年9月2日 10:00
米Microsoftは9月1日(現地時間)、2021年8月のプレビュー更新プログラムをすべてのサポート中バージョンのWindows 10に対してリリースした。今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないオプションのパッチ(Cリリース)。毎月第2週に予定されている月例のセキュリティアップデート(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。必要がなければ、無理にインストールする必要はない。
「Windows 10 バージョン 1809/1909」のCパッチは先週から提供されており、今回リリースされたのは「バージョン 2004」「バージョン 20H2」「バージョン 21H1」向けとなる。これらのバージョンはOSのコアが同じなので、パッチも共通だ。
- Windows 10 バージョン 21H1:KB5005101
- Windows 10 バージョン 20H2:KB5005101
- Windows 10 バージョン 2004:KB5005101
- Windows 10 バージョン 1909:KB5005103
- Windows 10 バージョン 1809:KB5005102
「バージョン 21H1」における主な変更点は、以下の通り。
- 1,400以上にのぼる新しいモバイルデバイス管理(MDM)ポリシーが可能に
- 日本語の再変換をキャンセルしたときに、間違ったふりがなが提供される問題を解決
- 特定のサードパーティ製オーディオドライバーがインストールされている場合、USB接続のオーディオヘッドセットが動作しないという問題をアップデート
- 画像のリサイズ時に、ちらつきや線状のノイズが残る問題を解決
- タッチ入力でジェスチャーを使うと、デバイスが動作しなくなる問題に対処
- ハイバネーション後に外部モニターの表示が真っ黒になる問題に対処。外部モニターが特定のハードウェアインターフェースを使用してドッキングステーションに接続されている場合に発生することがある
なお、10月から「バージョン1909」向けのCパッチはリリースされなくなるとのこと。Bリリースのみ実施される。