ニュース

Oracle、「JDK」の長期サポートリリース(LTS)3年→2年間隔へ短縮する提案

提案が受け入れられれば次期LTSは「JDK 23」ではなく「JDK 21」に

Oracle、「JDK」の長期サポートリリース(LTS)間隔を従来の3年から2年へ短縮する提案

 米Oracleは9月14日(現地時間)、「Java Development Kit」(JDK)の長期サポートリリース(LTS)間隔を従来の3年から2年へ短縮する提案を行ったと発表した。最新のLTSは先日提供が開始された「JDK 17」だが、この提案が受け入れられれば次期LTSは「JDK 23」ではなく「JDK 21」となる。

 「JDK 9」以降、「JDK」のメジャーリリースは6カ月に1回実施されている。8年間のサポートがあるLTSは6リリースおきに設定されており、直近では「JDK 11」「JDK 17」がそれに該当する。

 同社が最近行った調査によると、非LTSリリースの利用は開発者を中心に浸透しつつあるが、ほとんどの組織は依然としてLTSリリースを好んで本番環境で利用しているという。つまり、せっかくJava言語に新機能が投入されても、本番環境で活用できるようになるのはかなり先のことになってしまう。

 そこで、同社はLTSリリースの間隔を短くし、より多くのバージョンで長期間のサポートを約束する考えだ。こうすることで本番環境で新しいバージョンのJavaが投入される機会が増え、ひいては6カ月ごとの非LTSリリースへの関心が高まることも期待できる。サポート期間はこれまでと同様、8年間を維持するという。