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YouTuberに朗報! YouTube配信を統合した「OBS Studio 27.1」がリリース

オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のビデオ録画・生放送ツール

「OBS Studio」v27.1.1

 ライブ配信ソフト「OBS Studio」の最新版v27.1が、9月28日に公開された。現在、公式サイト「obsproject.com」から無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。執筆時の最新版は、ホットフィックスを施したv27.1.1。

 「OBS Studio」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のビデオ録画・生放送ツール(「OBS」は「Open Broadcaster Software Studio」の略)。リアルタイムで映像・音声をキャプチャーし、ミキシングやフィルター、シーンの切り替えといった操作を行いながら、さまざまな動画・音声サービスへ配信することができる。また、強力なAPIを備えており、プラグインで機能をニーズに応えたカスタマイズが行える点も人気だ。Windows版の対応OSは、Windows 8/8.1/10。ライセンスは「GNU General Public License(GPL) v2.0」。

 「OBS Studio 27.1」の目玉は、「YouTube」インテグレーション機能が追加されたことだ。わざわざストリームキーを取得・入力しなくても「OBS」を「YouTube」アカウントに接続できるようになったほか、ストリーム(配信)を設定する際にタイトル、説明、プライバシー設定、スケジュールなどを設定できるようになった。「YouTube」ストリームの作成と管理は、[配信開始]ボタンの隣に新設された[配信管理]ボタンで行える。

サービスを「YouTube - RTMPS」に設定すると、[アカウント接続]ボタンが現れる。従来のストリームキー方式よりも手軽
「YouTube」ストリームの作成と管理は、[配信開始]ボタンの隣に新設された[配信管理]ボタン

 そのほかにも、読み取り専用ながらライブ配信のチャットドックを追加。ログイン時の自動設定ウィザードで、帯域幅のテストが行えるようになるなど、「YouTube」配信を行う上で便利な機能が多数導入されている。

ライブ配信のチャットをドックウィンドウで確認可能に(読み取り専用)

ソフトウェア情報

「OBS Studio」
【著作権者】
OBS Project
【対応OS】
Windows/Mac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
27.1.1(21/09/28)