ライブ配信ソフト「OBS Studio」に偽Facebookアカウント、マルウェアに注意

“facebook.com/OpenBroadcasterSoftware”での告知

　ライブ配信ソフト「OBS Studio」の開発チームは3月20日、「OBS Studio」を騙る偽のFacebookアカウントが開設されていることを明らかにした。ユーザーをだましてマルウェアをダウンロードさせようとしているとして、注意を喚起している。

　「OBS Studio」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のビデオ録画・生放送ツール。リアルタイムで映像・音声をキャプチャーし、ミキシングやフィルター、シーンの切り替えといった操作を行いながら、さまざまな動画・音声サービスへ配信することができる。Windows版「OBS Studio 26.0」では仮想カメラ機能が導入されており、「OBS」で合成した映像をカメラ入力に対応した他のアプリから利用することも可能だ。

　開発チームによると「OBS」のFacebookページは“facebook.com/OpenBroadcasterSoftware”であり、それ以外のページは偽物であるという。開発チームはFacebookやホスティングプロバイダーに連絡し、これらの偽ページを取り下げてもらう作業を行っているとのこと。開発チームはかならず公式サイト“obsproject.com”から「OBS」をダウンロードするよう呼び掛けている。アップデートは「OBS」内から行える。

We've been made aware that fake Facebook pages have been targeting users trying to get them to download malware

Our official FB page is located athttps://t.co/5eWDBMuJVZ

Please ensure to only download OBS & updates via our websitehttps://t.co/Z9F2dM5HFMor OBS Studio itself

— OBS (@OBSProject)March 20, 2021

　なお、Windows版「OBS」は窓の杜ライブラリからもダウンロードできるが、これは正式に開発元の許諾を得て行っている。また、複数のウイルス対策ソフトでチェックを実施した上で転載しているので安心してほしい。