やじうまの杜
「Zoom」の偽クライアントアプリを使った詐欺? ダウンロードページを検索する際は要注意!
偽のセキュリティ警告に従って電話するとサポート料金を請求されたというケースも
2020年4月24日 20:03
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
テレビ会議システム「Zoom」の偽クライアントアプリをインストールさせ、サポートを騙って金銭を騙し取る詐欺が増えているようです。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の公式アカウントが警告を発しています。
【怪しいZOOMに注意】
— IPA(情報セキュリティ安心相談窓口) (@IPA_anshin)April 23, 2020
「検索でヒットしたサイトからパソコンにZOOMをインストールして起動したらセキュリティ警告が表示され、表示先の電話番号に電話をしたらサポート料金を請求された」という相談が複数寄せられています。正しいZOOMではなかったのが原因で偽の警告が出たと推測されます。
「Zoom」のクライアントアプリをダウンロードしたくて、Web検索サービスで“Zoom”や“Zoom ダウンロード”などとキーワードを入力する人は少なくないと思われますが、一番上に公式サイトがヒットするとは限りません。もし、それが詐欺サイトなら……結果は明白ですよね。おそらくマルウェアを仕込まれて、やりたい放題となるでしょう。
実際、編集部で“Bing”(「Microsoft Edge」で既定の検索プロバイダーになっています)による検索を試みましたが、“Zoom”ではトップに広告サイトが引っ掛かりました。“Zoom ダウンロード”では3番目にサードパーティーのダウンロードサイトがヒットしましたが、これは「Zoom」公式のWebサイトではなく、あまり評判のよろしくない転載サイトです。一時期はこれがトップに掲出されていたこともあるそうで、注意が必要です。
ZOOMに関する検索結果に、正しいZOOMではないサイトが紛れている可能性があります。検索結果から安易にダウンロードしないでください。必ず、信頼できる正規のサイトからダウンロードしてください。
— IPA(情報セキュリティ安心相談窓口) (@IPA_anshin)April 23, 2020
偽の警告が出た場合の対処は下記を確認してください。https://t.co/zbHHm3B2rz
基本中の基本ですが、インターネットからソフトをダウンロードする際は、そこが信頼できる正規のWebサイトかどうかを確認しましょう。