やじうまの杜

新型コロナウイルスのFAQ横断検索サイトを「Gyazo」「Scrapbox」のNota社が立ち上げ

タイプするとサクサクとフィルタリングされる気持ちよさがウリ

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報や警告、支援策はさまざまな官公庁、企業から出されていますが、すべてが検索フレンドリーな状態で提供されているとは限りません。せっかく公開されている有用なドキュメントも、PDF形式であるがゆえにWeb検索で見つけづらかったり、PDFビューワーで開かないと内容を確認できないことも少なくありません。

新型コロナウイルスのFAQ横断検索サイトを「Gyazo」「Scrapbox」のNota社が立ち上げ

 そこで立ち上がったのが、「Gyazo」や「Scrapbox」などのサービスで知られるNota(ノータ)社。突貫工事で官公庁や企業のデータを横断し、新型コロナウイルスに関連するFAQを検索できるWebサイトを立ち上げてくださいました。

 このサービスは同社が提供するFAQシステム「Helpfeel」の開発チームが構築したそうで、軽快な動作がウリです。キーワードを入力していくと、そのたびにフィルタリングで情報がガンガン絞り込まれていくのが気持ちいい。多少の表記ゆれは吸収してくれるそうで、割と適当に入力してもしっかりと目的の情報へ導いてくれます。行政・企業でフィルタリングできる点や、音声入力に対応しているのもグッドですね。

 また、“よく見られている言葉”や“言葉のヒント”といったサポートシステムを備えているのも便利。キーワードをド忘れして“あれ、なんだっけ……”となっても、このあたりを見れば思い出せるはず。

“よく見られている言葉”や“言葉のヒント”といったサポートシステムも

 さらに、トップページ右上の“オートコンシェルジュ”を開始すれば、検索キーワードを次から次へと自動入力してくれます。TVのチャンネルをザッピングする感覚で、新型コロナウイルス感染症関連のキーワードを検索できます。知らないキーワードに出会ったら、調べてみると知識を深堀りできますし、どういう問題があって、どのような取り組みがなされているのかを気付くきっかけにもなってよい機能だと感じました。

検索キーワードを次から次へと自動入力してくれる“オートコンシェルジュ”

 そのほかにも、テレワークやオンライン学習の民間支援策について知りたい場合は、政府が集約したオープンデータと、その検索サイトが利用できます。こちらも活用してくださいね。