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小説の推敲補助ソフト「Novel Supporter」に隠れた文章癖をあぶり出す分析機能

文字種・文章長・段落長などの推移をグラフ化

「Novel Supporter」v1.7.0

 クロノス・クラウン(同)は10月16日、『小説推敲補助ソフト「Novel Supporter」』の最新版v1.7.0を公開した。寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 「Novel Supporter」は、小説の原稿をさまざまな角度から分析し、傾向を検討できるツール。同じ単語・表現ばかり使っていないか、文末表現にかぶりはないか、ケアレスミスや表記ゆれはないかを手軽にチェックすることが可能で、自分の文章を客観視し、推敲したい場合に役立つ。

 最新版の目玉機能は、文章の構成がどのように推移しているのかをわかりやすく表示できる「時系列分析」機能だ。2段目のツールバー左端のプルダウンメニューで[時系列分析]を選択し、各種[実行]ボタンを押すと利用可能で、原稿に使われている文字の種類や文章・段落の長さ、セリフの含有量、画数をグラフにすることができる。

 文章が長くなるにつれて知らず知らず漢語表現が増え、表現が固くなってしまっていたり、導入部分の一文・段落が長すぎて読者を轢きつけられないといった執筆スタイルの弱点をあぶりだしたり、クライマックスで台詞が続いている部分を可視化してみたりといった使い方ができるだろう。

ソフトウェア情報

「Novel Supporter」
【著作権者】
柳井 政和 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.7.0(21/10/16)