「Firefox」が「Microsoft Store」に登場 ～Windows 10/11で利用可能に

「Firefox」がWindows 10/11向けの「Microsoft Store」で利用可能に

　Mozillaは11月9日（米国時間）、「Firefox」がWindows 10/11向けの「Microsoft Store」で利用可能になったと発表した。わざわざWebブラウザーでインストーラーをダウンロードしてセットアップしなくても、「ストア」アプリから簡単にインストールできる。

　Microsoftはこれまで他社製のWebブラウザーを「Microsoft Store」で公開することを認めていなかったが、Windows 11のリリースを機にその方針を転換。「Opera」などのサードパーティー製Webブラウザーが「ストア」アプリで検索・インストールできるようになった。

　そこでMozillaも先月、「Firefox」を「Microsoft Store」で提供する方針を発表。本日より利用できるようになった。Mozillaは「Firefox」を「Microsoft Storeで利用できる最初の主要ブラウザー」だとしている。

　「Firefox」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応のWebブラウザー。独自開発のレンダリングエンジン「Gecko」を搭載しており、セキュリティとプライバシー保護、ユーザーによるコントロールを重視しているのが特徴で、Googleの「Chrome」やMicrosoftの「Edge」（Chromium）、Appleの「Safari」（WebKit）といったビッグテックのWebブラウザーに支配されたくないユーザーに対し、貴重な選択肢を提供している。