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「マインクラフト」に「洞窟と崖アップデート第2弾」が実装 ~ワールドの高さと深さを拡張

モンスターのスポーン条件などの変更多数。新たなバイオームも追加

「Caves & Cliffs (洞窟と崖) アップデート第2弾」

 米Microsoft傘下のMojangは11月30日(現地時間)、サンドボックスゲーム「Minecraft」(マインクラフト)のバージョンアップを実施した。今回は「Caves & Cliffs (洞窟と崖) アップデート第2弾」が実装されている。

【Caves & Cliffs (洞窟と崖) アップデート第2弾: 公式トレーラー - YouTube】

 今回のアップデートにより、オーバーワールド(通常世界)の高さと深さが拡張される。具体的には、y座標の範囲が320~-64となり(従来は256~0)、上下にそれぞれ64ブロック分広がることになる。

 この変更により、従来のy=0にあった岩盤は破壊可能なディープスレートに変換され、その下に新たな洞窟が生成される。また巨大な鉱脈の導入や、高さの拡張に伴う鉱石の分布の調整も加えられる。さらに高さの拡張により、256ブロック以上の高さの山が生成されたり、丘の上の砂漠など新たなバイオームの配置も生まれるようになる。

 それ以外の部分では、モンスターが完全な暗闇でのみスポーンするよう変更、新たな洞窟や山のバイオームの追加、3種類の新たな形状のノイズ洞窟の導入など、多数の変更やバグ修正が加えられている。このほかスクウェア・エニックスの作品などで知られるゲーム音楽作曲家の谷岡久美氏による楽曲が新たに追加されている。

 なおアップデート前に作成されたワールドで引き続きプレイする場合、既存のワールドをバックアップするかどうかを尋ねられる。バックアップしておけば、アップデート前の状態のワールドを残した後、新たな高低差と世界生成に対応したワールドへと変換される。

 ワールドを変換しても、既に探索済みのエリアには変更は及ばないとしている。説明どおりに読み取ると、探索済みのエリアもy=0の岩盤はディープスレートに置き換えられ、その下に新たな洞窟は生成されるが、y=1より上の岩盤は残されることになるようだ。またアップデート後の新たなルールで生成される未探索エリアも、既存エリアと自然な接続になるよう調整される。

アップデート後に従来のバージョンで生成したワールドに入ろうとすると、以前の状態のワールドをバックアップするかどうかを尋ねられる