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Bedrock版「Minecraft」v1.18.30がリリース ~RenderDragonエンジンをiOS、Android、Switchにも展開

ワールドの新規作成画面のデザインも新しく

Bedrock版「Minecraft」v1.18.30がリリース

 米Microsoft傘下のMojangは4月19日(現地時間)、統合(Bedrock)版「Minecraft」の最新版v1.18.30を公開した。「RenderDragon」と呼ばれる新しいレンダリングエンジンがWindows(x86)、iOS、Android、Switchで利用可能になっている。

 「RenderDragon」は従来のアーキテクチャーを一新することで、現実世界の光の挙動をモデル化した物理ベースレンダリング(PBR)やレイトレーシング(光線追跡法)といった最新のグラフィックス技術をより簡単に「Minecraft」へ追加できるようにしたものだ。パフォーマンスや安定性の向上も期待できるという。

「Render Dragon」エンジンにより異次元の光表現が可能に

 この新しいレンダリングエンジンは2019年からXbox版とPlayStation版を皮切りに搭載され、2020年末にリリースされた。v1.16.200でWindows 10限定でBedrock版にも追加。今回、iOS、Android、Switchにも展開されることになった。ただし、すべてのプラットフォーム・ハードウェア構成でレイトレーシングが利用できるわけではない点には注意したい。

 そのほかにも、ワールドの新規作成時に64bitシードが利用可能になった。新規作成画面のデザインも新しくなり、一部のプレイヤーから順次配信される。

ワールドの新規作成画面のデザインも新しく

 また、ダメージや満腹度の計算が変更。たとえば満腹度はJava版に合わせて調整され、ダッシュしたり泳いだときにも減るようになった一方で、ジャンプ時の消耗はかなり少なくなるなど、適切な消費量に改められた。ディープダークバイオームやそこに巣くうウォーデンといった新要素も試験的に実装される。

 「Minecraft」は、ブロックで構築された世界で自由に冒険や生活を楽しめる箱庭(サンドボックス)ゲーム。Bedrock版と呼ばれているマルチプラットフォームプレイ対応版はWindows 10、Xbox One、iOS、Android、Nintendo Switchで利用可能。Windows 10版向けは「Microsoft Store」から購入できる。