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Windows 11の設定画面に「Microsoft アカウント」の項目、Bing技術でヘルプも強化
2022年1月Cリリースにおける機能改善
2022年1月28日 06:45
米Microsoftは1月25日(現地時間)、Windows 11向けのプレビュー更新プログラム「KB5008353」を公開した(2022年1月Cリリース)。このパッチでは、「設定」アプリの[アカウント]セクションに[Microsoft アカウント](Your Microsoft Account)画面が追加されているとのこと。「Home」および「Professional」エディションに導入される。
これは「Windows 11 Insider Preview」Build 22489から順次展開されていた設定画面で、「Microsoft 365」のサブスクリプション、リワード(ポイントプログラム)、支払いオプション、注文履歴、ヘルプなどへのリンクが設けられている。
編集部では確認できなかったが、ゆくゆくは「Microsoft アカウント」のWebインターフェイスへアクセスしなくても、「Microsoft 365」サブスクリプションの状態をチェックしたり、サブスクリプションの管理が行えるようになるようだ。
また、「Bing」の技術を応用して各設定ページに関連するヘルプトピックを提案する「HelpWith」機能も追加された。たとえば[個人用設定]-[背景]セクションの場合、ページ下部に[背景のヘルプ]として「デスクトップ アイコンの表示」、「デスクトップの背景を変更する」、「新しいテーマを見つける」といったトピックがお勧めされる。トピックをクリックすると「Bing」で検索し、解決策へアクセスできる。
そのほかにも、「KB5008353」では以下の改善が実施された。
- ハードウェアアクセラレーションされたBluetoothオーディオをサポートする一部のデバイスで、オーディオサービスが応答しなくなる問題に対処
- アプリが実行されていないにもかかわらず、タスクバーのアイコンがアクティブ表示される問題を解決
- タスクバーの音量アイコンが誤ってミュートと表示される問題に対処
- 複数のディスプレイに接続されている場合に、デバイスが動作しなくなる問題に対処
- セカンダリディスプレイのタスクバーにアイコンが表示されない場合がある問題に対処
- サポートされているすべてのシステムにおいて輝度の自動調整を改善し、低照度下での応答性を向上
また、一部の画像編集ソフトにおいて特定のHDRディスプレイで正しく色が表示されない問題も解決されているとのこと。