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「なでしこ」で大学受験対策 ~「ロジカ式」に日本語プログラム言語コースが開講へ

一癖ある大学入学共通テスト手順記述標準言語(DNCL)に備えよう

「なでしこ3」のサンプルアプリを動作させた様子

 プログラミング教室「ロジカ式」を全国で展開する(株)ロジカ・エデュケーションは2月9日、2025年からの大学入試に導入される大学入学共通テスト手順記述標準言語(DNCL)への対策として、日本語プログラミング言語「なでしこ」を用いた学習コースを新設すると発表した。開講は2022年9月からになる予定。

 2020年から小学校でプログラミング教育が必修化され、2025年からは大学入試で「情報」が試験科目に加えられる。しかし、現在の学校教育だけでは2025年の受験生たちが「情報」の試験に十分備えることは難しいのが現状だ。とくにDNCLには癖があり、ロボット教室やプログラミング教室に通っているような子どもたちであっても正答するのに苦労するような内容になっているという。

 そこで「ロジカ式」では、「なでしこ」開発者である酒徳峰章氏、「ロジカ式」の特別顧問である東京大学名誉教授・竹内郁雄氏、ロジカ式代表の関愛氏の3名による監修のもと、DNCLの出題に備える必要がある中学生や高校生を対象とした日本語プログラミング言語学習コースを新設することにしたという。

 このコースではプログラミングだけではなく、「情報」そのものの理解を深められる学習内容も提供し、「Society 5.0」時代の社会で必須となる知識とスキルをもった若者たちを育成していくとしている。