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Android版「Firefox Focus」で「HTTPS-Only モード」が既定で有効化

iOS版「Firefox」では検索バーの位置を下にする機能も

Android版「Firefox Focus」で「HTTPS-Only モード」が既定で有効化

 Mozillaは3月8日(米国時間)、モバイル向け「Firefox」製品の機能改善を発表した。Android版「Firefox Focus」では、「HTTPS-Only モード」が既定で有効化された。

 「HTTPS-Only モード」は、HTTP接続のWebサイトを閲覧をブロックする機能。WebサイトがHTTPS接続をサポートしていれば、自動で切り替えて表示する。

HTTPS接続を強制する「HTTPS-Only モード」

 通信が暗号化されていないHTTP接続はコンテンツの改竄やなりすましの可能性があるため、HTTPS接続への移行が推奨されている。一方で、WebサイトのHTTPS移行が完了しているにもかかわらず、ドキュメントのリンクはHTTP接続のままアップデートされていないケースもある。こうした状況に対応しつつ、できるだけ安全にWebコンテンツを利用できるようにするのが「HTTPS-Only モード」のが狙いで、デスクトップ版「Firefox」にも導入済みだ。Android版「Firefox Focus」は1月からこの機能をサポートしているとのことだが、今回のアップデートで初期状態で有効化された。

 なお、この機能は設定画面から無効化することも可能だ。

HTTP接続のWebサイトをブロックする「HTTPS-Only モード」

 そのほかにも、iOS版「Firefox」では検索バーの位置を画面上部ではなく下部に表示できるようになる。これは「iOS 15」の「Safari」でも行われた変更にあわせたものと思われる。

 また、ディズニー&ピクサーの最新作映画『私ときどきレッサーパンダ』(Turning Red)の公開を記念して、iOS/Android版「Firefox」に専用カラーリングと壁紙が追加された。これはレッサーパンダが別名「ファイヤーフォックス」(Firefox)と呼ばれていることにちなんでのことだという。

ディズニー&ピクサーの最新作映画『私ときどきレッサーパンダ』の壁紙

 ただし、この壁紙が提供されるのは今のところ米国ユーザーのみ。グローバル展開は少し先のことになるようだ。