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Apple、ゼロデイ脆弱性を修正した「iOS 15.4.1」「iPadOS 15.4.1」をリリース

「iOS 15.4」のバッテリー消耗問題にも対処

「iOS 15.4.1」

 米Appleは3月31日(現地時間)、「iOS 15.4.1」「iPadOS 15.4.1」を公開した。不具合と脆弱性を修正したセキュリティアップデートで、すべてのユーザーに推奨されている。

 「iOS 15.4.1」では、以下の問題が対処された。「iPadOS 15.4.1」における修正点も同じだ。

  • iOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
  • テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
  • “Made for iPhone”補聴器で一部の他社製Appとの接続が解除される可能性がある問題

 セキュリティ関連の修正は、「AppleAVD」における境界外書き込み(CVE-2022-22675)の1件のみ。アプリケーションからカーネル権限で任意のコードをできてしまう可能性がある。すでに悪用が広がっている可能性があるという報告もあるようだ。

 「iOS 15」はiPhone 6s以降、iPhone SE第1世代以降、iPod touch第7世代以降で利用可能。「iPadOS 15」の対応デバイスは、iPad Pro(すべてのモデル)、iPad第5世代以降、iPad mini 4以降、iPad Air 2以降。アップデートは自動更新機能により無償で提供されるが、「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションから手動でアップデートすることもできる。

「設定」アプリの[一般]-[ソフトウェア・アップデート]セクションから手動でアップデートすることも