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デスクトップ版「Power Automate」の4月更新、実践的なサンプルを大量にビルトイン

これから「Power Automate」を学ぶユーザーにとって心強い改善

実践的なサンプルを大量にビルトインしたデスクトップ版「Power Automate」の4月更新

 米Microsoftは4月26日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate for desktop)の4月アップデート(v2.19)を発表した。これから「Power Automate」を学ぶユーザーのために、そのまま実行できるデスクトップフローがサンプルとしてビルトインされている。

 サンプルフローは「Excel 自動化」「Web オートメーション」「デスクトップ オートメーション」の3つに分けられており、いずれも基礎的かつ実践的なものだ。フローの説明もちゃんと日本語訳されており、どのような操作を行うのかがわかりやすい。最初は「初級」レベルとラベリングされているフローを試してみて、その仕組みを学んでいくとよいだろう。

これから「Power Automate」を学ぶユーザーのために、そのまま実行できるデスクトップフローがサンプルとしてビルトイン
サンプルフローは「Excel 自動化」「Web オートメーション」「デスクトップ オートメーション」の3つに分けられている
「デスクトップ オートメーション」に含まれるサンプルフロー。フローの説明もちゃんと日本語訳されている
「空のファイルを見つけて削除する」サンプルフローの内容

 そのほかにも、ウィンドウ内のUI要素にマウスをホバーさせるアクションや、Webページのテキストフィールドに物理的なキーストロークを送信するアクションが追加された。マウスオーバーでポップアップが現れるタイプのUIを操作する場合や、JavaScriptによるテキスト挿入では反応しないWeb UIに対応したいケースで役立ちそうだ。また、UIの操作を記録してあとで再生できるようにするレコーダーのパフォーマンスが向上しているとのこと。

 デスクトップ向け「Power Automate」(旧称:Power Automate Desktop)は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。