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デスクトップ版「Power Automate」の3月更新、「Microsoft Edge」の「IE モード」に対応
「Java」ランタイムの更新も可能に
2022年4月7日 13:07
米Microsoftは3月31日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate for desktop)の3月アップデートを発表した。本バージョンでは、「Microsoft Edge」の「IE モード」をサポート。「IE モード」で開いているレガシーコンテンツに対し自動化アクションを実行できるようになった。
これは2022年6月15日に一部のWindows 10バージョンで「Internet Explorer 11」(IE 11)デスクトップアプリケーションが廃止されることをうけた変更だ。「IE 11」が廃止されると、レガシーコンテンツは「IE 11」ではなく「Edge」の「IE モード」で開かれるようになる。
また、本バージョンではシステムにインストールされている「Java」ランタイムを自動で更新できるようになった。たとえば「Java」を必要とするアプリをオートメーションに組み込むとき、必要なファイルが「Java」インストールフォルダーにあるかどうかをチェックするといったことが可能。
そのほかにも以下の改善が施された。
- 大規模なデータセットを扱う際のウェブデータ抽出機能を強化。2つのパラメーターを新たに導入
- Webページのリンクをクリックするアクションでマウスの物理的な操作をサポート。マウスによるリンククリックしか考慮していないWebサイトでのオートメーションに対応
- 管理者権限で実行されているアプリと対話する際にユーザーに通知。UIにアクセスできない原因をわかりやすくしらせ、「Power Automate」の再起動と管理者権限での起動を促す
デスクトップ向け「Power Automate」(旧称:Power Automate Desktop)は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。