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WSL2が「Windows Server 2022」で利用可能に ~2022年5月Cリリースでプレビュー中
6月の月例パッチで一般公開
2022年6月2日 06:30
「Windows Server 2022」の2022年6月累積的更新プログラムで、「Windows Subsystem for Linux 2」(WSL2)が利用可能になるとのこと。MicrosoftのElden Christensen氏が、Twitterアカウントで明らかにしている。
WSL2 now in Windows Server 2022!! WSL2 will be broadly available in the June cumulative update, for those looking to get it sooner it is available today by installing the 5C update here:https://t.co/ICZLBjz47j...
— Elden Christensen (@EldenCluster)May 25, 2022
「Windows Server 2022」の「WSL2」に興味のあるIT管理者は、先日リリースされたプレビューパッチ「KB5014021」でテストできる。「KB5014021」をインストールするには、あらかじめ「KB5005039」(2021年8月10日付けリリース)を適用しておく必要があるので注意したい(通常はインストール済みのはずだ)。
また「Windows Server 2022」向けの「WSL2」インストールマニュアルは用意されていないが、おそらく「Windows 11」と大きな違いはないだろう。管理者権限のシェルで以下のコマンドを入力すればよい。
# WSLの有効化(不要かもしれないが念のため)
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
# WSLのインストール(ディストリビューションを「Debian」にした場合)
wsl.exe --install --distribution Debian
「wsl.exe」で必要なオプションコンポーネントの有効化、最新のLinuxカーネルのダウンロード、Linuxディストリビューションのインストールがまとめて実行されるはずだが、「0x800701bc」というエラーが発生する場合はhttps://aka.ms/wsl2kernelから「x64 マシン用 WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージ」をダウンロードしてインストールすればよい。