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Webで集めた大量の素材を効率よく管理できるソフト「Eagle」がv3.0に

Windows/Macの両対応

大量の画像を効率よく管理できるソフト「Eagle」の最新版v3.0が公開

 大量の画像を効率よく管理できるソフト「Eagle」の最新版v3.0が、5月30日に公開された。価格29.95米ドルのシェアウェアで、30日間の無償利用が可能。現在、Windows版とMac版を公式サイト「eagle.cool」よりダウンロードできる。

 「Eagle」は、画像や動画、音源といった素材の収集と管理を効率よく行えるように設計されたコンテンツ管理ソフト。各種Webブラウザーに対応した拡張機能が用意されており、Webサイトの画像をまとめてダウンロードしたり、[Alt]キーを押しながらクリックして画像を次々とダウンロードしたり、スクリーンショットを撮影して「Eagle」に保存することができる。コンテンツを管理する「ライブラリ」は複数作成可能で、用途に応じて使い分けられる。

各種Webブラウザーに対応した拡張機能を用意
拡張機能で収集したコンテンツを「Eagle」に保存・管理
コンテンツを管理する「ライブラリ」は複数作成可能で、用途に応じて使い分けられる

 「Eagle」に格納したコンテンツは、左サイドパネルのフォルダーやタグで分類が可能。あらかじめ指定した条件でコンテンツをフィルタリングできる「スマートフォルダー」も搭載している。右サイドパネルはコンテンツのメタデータを管理・閲覧するところで、画像の入手先、レーティング、お気に入り、ノート、タグなどを確認・設定できるようになっている。コンテンツで用いられている代表的な色を抽出する機能が備わっているのも面白いところで、デザインの中心となる色を考えるときに役立つかもしれない。

「Eagle」のユーザーインターフェイス
タグやフォルダーで大量のコンテンツを効率よく管理

 「Eagle」が有償アプリだがライセンスは「永続的」で、バージョンアップで料金が課されることはないようだ。使い勝手はよく、購入の価値はあるだろう。2017年の初回リリース時はWindows版しかなかったが、現在はMac版もある(Apple Siliconにもネイティブ対応)。また、日本語も標準でサポートされている。

 メジャーアップデートとなる「Eagle 3.0」の目玉は、リソースコミュニティが開設されたことだ。ユーザーインターフェイスやゲーム、インテリアなどのデザインに不可欠な素材をダウンロードしたり、共有することができる。ひらめきを得るために散策してもよい。

サイドバーの[コミュニティ]セクション

 機能面では、対応フォーマットの拡充――開発元はすべてのフォーマットに対応していると謳っている――と、複数のタグをつけるといった定型操作を自動化できる「アクション」が目玉だ。アクションにはキーボードショートカットを割り当てられるようになっており、一連の操作をキー入力1回で済ませられる。

定型操作を自動化できる「アクション」。アクションにはキーボードショートカットを割り当てられる

 そのほかにもフィルターで使った検索条件を保存したり、サイドバーの[最近使用]セクションでよく使うファイルへアクセスしたり、別のライブラリへコンテンツを移動させたりといった、使い勝手を向上させる改善が数多く追加されている。

 さらに、画像以外へのコンテンツ対応も強化されており、たとえばビデオプレーヤーは再生速度の調整や字幕に対応。「YouTube」「Vimeo」のビデオをホバーでプレビューできるようになった。

ソフトウェア情報

「Eagle」
【著作権者】
ogdesign.inc
【対応OS】
Windows/Ma
【ソフト種別】
シェアウェア
【バージョン】
3.0.0(22/06/08)