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「Telegram Desktop 4.0」が公開 ~有償サービス「Telegram Premium」が利用可能に
これからも基本機能は無料、セキュリティとプライバシーに特化したメッセンジャー
2022年6月27日 10:00
無償メッセージングアプリ「Telegram Desktop」の最新版v4.0が、6月22日に公開された。約10カ月ぶりのメジャーアップデートとなる。
「Telegram」は、ロシア・サンクトペテルブルク生まれのチャットサービス。当局からの検閲から逃れ、自由なコミュニケーションを実現するため、セキュリティとプライバシーにとことんこだわっているのが特徴だ。現在はドバイに拠点を移して開発が進められており、昨今のウクライナ情勢で一般への認知も広がりつつある。
今回のアップデートでは、有償サービス「Telegram Premium」がサポートされた。
「Telegram」自体はこれまで通り無償で利用できるが、「Telegram Premium」に加入すれば以下の追加特典が得られる。
- 最大4GBのアップロード:無料版は2GB
- より速いダウンロード:帯域制限なし、できるだけ早い速度でダウンロードできる
- 各種制限の緩和:フォローできるチャンネルの数(500)、ピン留めできるチャットの数(5)、作成できるチャットの数(100)、チャットフォルダーの数(20)などの制限が2倍にまで緩和される
- 音声テキスト変換
- プレミアムステッカーコレクション:フルスクリーンアニメーションで感情を表現できるステッカーが月替わりで提供される
- ユニークリアクション:メッセージへのリアクションが拡充
- チャット管理機能の強化
- アニメーションプロフィール写真
- プレミアムバッジ:プレミアムユーザーであることを示す特別なユーザーバッジ
- プレミアムアプリアイコン:スマホの壁紙に合わせてアプリアイコンを選べる
- 広告なし:1対多チャネルで一部の国で表示される広告が削除される
そのほかにも、招待リンクがなくても公開グループへ参加リクエストを申請できる機能が追加。管理者が承認すれば、ユーザーがチャットに参加できるようになった。また、ボットがアタッチメントメニューに統合され、グループやチャンネルで動作するようにプログラムできるようになっているとのこと。
「Telegram」はデスクトップ(Windows/Mac/Linux)、モバイル(iPhone/iPad、Android)、Web(web.telegram.org)に対応しており、クライアントアプリは現在公式サイト「telegram.org」からダウンロード可能。Windows 10/11向けは「Microsoft Store」からも入手できる。なお現在の最新版は、6月25日付で公開されたv4.0.2。
ソフトウェア情報
- 「Telegram Desktop」
- 【著作権者】
- Telegram Messenger LLP
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0.2(22/06/25)