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「RPG Maker Unite」では1枚のイラストをそのままマップとして利用可能に ~最新情報第5弾が公開

箱庭ゲームのように建物を配置できる「大型パーツ」も標準実装

「RPG Maker Unite」の新機能 「一枚絵マップ」が公開

 KADOKAWAグループの(株)Gotcha Gotcha Gamesは7月15日、PC・ゲーム機向けRPGゲーム制作ソフト「RPGツクール(RPG Maker)」シリーズの最新作「RPG Maker Unite」について、新機能 「一枚絵マップ」などを紹介する最新情報の第5弾を公開した。リリースは2022年を予定。

 従来の「RPGツクール」シリーズでは、マップを作成する際に「タイル」と呼ばれる草原や木などのパーツを1つずつ配置していくのが主流だった。そのため、大きなマップを描くときには、どうしても時間がかかってしまっていた。それを改善するべく、今作で新たに標準実装されるのが「一枚絵マップ」の機能と「大型パーツ」だ。

タイルのみで作成したマップに比べて、一枚絵マップは表現力も格段にアップ!

 「一枚絵マップ」はその名の通り、1枚のイラストを、そのままマップとして利用できる。また「大型パーツ」は、家やお城といった建物やオブジェクトを1つのパーツとして設定できる素材だ。タイルと同じようにファイル形式がPNGになっているため、素材として他のユーザーとの共有も簡単だ。

 これらを使用すれば、大まかなマップ風景は画像に任せ、後は箱庭ゲームのような感覚で大型パーツ(建物)やタイルを使ってマップをアレンジするだけで、すばやくマップを作成できるようになる。

大型パーツの選択画面

 もちろん、作りたいシーンにあわせて「一枚絵マップ」、「大型パーツ」、そしてお馴染みの「タイルセット」と組み合わせることも可能。同社は『これまでにないクリエイティブなマップ表現を、是非ユーザー様の方々に実現して頂きたいです』と期待を寄せている。

 なお、7月末に公開が予定されている第5回目の開発日記では、今回の「一枚絵マップ」や「大型パーツ」の細部の利用・操作風景が紹介予定。こちらの続報にも期待したい。

一枚絵マップと大型パーツのデフォルト素材例
配置完了後、通過可能かどうかの衝突判定(アタリ判定)を設定して完成へ

 「RPG Maker Unite」は、ノンコーディングでRPGを制作できるツール。豊富なデジタルアセットから誰でも簡単にRPG制作を始められる。最新作ではシリーズで初めて、2D/3Dゲームエンジン「Unity」上で動作するようになり、「Unity」のモバイルアプリへのネイティブ出力に対応する。