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「RPGツクール」シリーズの最新作「RPG Maker Unite」が発表 ~「Unity」上で動作

大きな1枚の背景の上にオブジェクトを配置して作るマップにも対応

「RPG Maker Unite」

 KADOKAWAグループの(株)Gotcha Gotcha Gamesは2月15日、PC・ゲーム機向けRPGゲーム制作ソフト「RPGツクール」シリーズの最新作「RPG Maker Unite」を開発中であることを発表した。Windows/Macに対応し、2022年内の発売を予定している。

 「RPG Maker Unite」は、コーディングをせずにRPGを制作できるツール。村やダンジョン、城、モンスター、NPC、BGM、SEといったゲームを作るための素材を同梱しているほか、アイテムや魔法、スキル、キャラクター、モンスターといった汎用的なデータベースがプリセットとして登録されているため、誰でも簡単にRPGの制作を始められる。

 今作の最も大きな変化は、ゲーム業界内で最もポピュラーな2D/3Dゲームエンジン「Unity」上で動作するようになったこと。「Unity」が備えるモバイルアプリへのネイティブ出力により、対応プラットフォームの幅が広がるという。また、従来の「タイル」を組み合わせて作るマップに加え、大きな1枚の背景の上にオブジェクトを配置して作るマップにも対応。よりモダンなゲームを制作できるようになる。

「RPG Maker Unite」のキャラクターやマップのイメージ

 なお、「ツクール」シリーズは1990年より開発が続けられ、全世界で100万を超えるユーザーに愛されているが、海外では「Maker」という呼称で販売されている。今作よりシリーズ名を海外での呼称「Maker」に統一し、今後も「Maker」を使用していく予定だとのこと。

 そのほか、2月15日午前3時から2月22日午前3時まで『RPG Maker Unite』の発表を記念した「ツクールの日フェスティバル」が、「Steam」上で開催中。「RPGツクールMZ」「アクションゲームツクールMV」など「Maker」シリーズの作品のほか、「Maker」シリーズで制作されたゲームタイトルがセール価格で販売されている。『RPGツクール MZ』の無償体験も可能だ。